2019年10月の記事一覧
NC3の移植方法
NetCommons 2(NC2)の場合にはサイトの復元は問題なく実行してきたが、NetCommons 3(NC3)ではソフトのフォルダ構成や細部のバグ解消がまだ落ち着いていなかったので、未経験であった。
バックアップに関しては幾つかの情報があり、例えば、
「2018年06月28日 commonsnet総会発表 NC3の困った事 あるあるの対応方法(技術者向け)牟田口満」( https://www.slideshare.net/mitsurumutaguchi/20180628-commonsnet-netcommons3?next_slideshow=1 ) によるとバックアップとして、次のファイル類が必要とされている。
- 設定ファイル:app/Config/database.php および app/Config/application.yml
- アップロードファイル:app/webroot/files/配下
- DBのdumpファイル
これを参考として、次の様にNC3のバージョン3.2.2サイトの復元を試み問題なく実行できた。
1. 復元に必要なファイル
バックアップ用のファイル類のうち、復元に際しては次のようになる。
- 復元のためには、設定ファイルである application.ymlおよび database.php は不要である。
- アップロードファイルとしてはバージョン3.2となってフォルダ構成が替わったので、app/webroot/files/配下 ではなく、app/Uploads/配下 となる。
- DB(MySQL)のエキスポートファイル(sqlファイル) は必要である
2. 復元作業
① 復元先のサーバでNC3のクリーンインストールを行う。
② システム管理者の権限でログインの状態にしておき、管理→会員管理のページを開いておく。
③ 復元先のapplication.ymlをダウンロードし、4行目にある fullBaseUrl: https://xxxxxxx のURLが復元先のURLとなっていることを確認する。
④ 復元元のapp/Uploads/配下の全てをダウンロードし、復元先の同名フォルダに上書きする。
⑤ 復元元のDB(MySQL)からエキスポートした sqlファイルを復元先のDB(MySQL)へインポートする。
ログインの状態の会員管理のページで、システム管理者の登録を再度行うことを忘れずに!
⑥ 復元先サイトが正常に復元動作していることを確認する。
3. 所感
NC3の復元については、当初難しいと考えていたが、NC2の復元に比べ、容易であった。
特記すべき相違点は、NC2の場合には復元元のsqlファイル内にあるURLを復元先のURLに全置換する必要があったが、NC3の場合は不要であるということである。
NC3の復元に関し、ネット上に全く何の情報もなく困っていたが、その理由はここで記したように大変に簡単なことなので、大方は自明としているためなのだろうか?
以上
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